私は残業代を請求しようと思っているのですが、会社からは元々残業代を含めて給料を支払っていると言われました。このような主張は認められるのでしょうか。

このような主張は、企業側からよく行われるものであり、実際にやや高めの給料設定が行われている場合もあります。しかし、単に割増賃金を給与に含めるという合意がなされているだけでは、残業代を定額払いにしたということにはなりません。
この点について、残業代の定額払い(固定残業代)が認められるためには、〔1〕割増賃金部分が通常の労働に対する賃金部分と明確に区別されていること、〔2〕当該手当が時間外労働に対する対価としての実質を有すること、〔3〕手当の額が労働基準法に定める割増賃金額を上回っていることという要件が必要となります(最判平成6年6月13日労判653号)。
そのため、単に「勤労手当」などの名目で割増賃金が支払われていたとしても、それが残業代であることが明らかでないことから、これらの手当とは別に、残業代を請求することが出来ると考えられます。

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