私は、マンションの管理人として住み込みで働いているのですが、この場合、私の労働時間はどのように計算されるのでしょうか。

マンションの管理人は、マンション内の見回りをしたり、電灯の交換をしたり、様々な業務を行っています。しかし、常にそのような業務をしているわけではないので、管理人室にいる時間のすべてが労働時間にあたるのかという点について、裁判所の判断が分かれています。
この点について、参考となる判例がありますので、ご紹介いたします(最判平成19年10月19日判タ1255号146頁)。


  1. 平日の労働時間の前後にある業務時間については、事実上待機しなければならない状況にあり、会社に対して業務報告を行っていたことからすると、労働時間にあたる。

  2. 土曜日も平日と同じ業務を行っていたと考えられるので、実際に業務を行っていなかった時間も含めて労働時間にあたる。

  3. これに対し、日曜・祝日は、管理人室の照明の点消灯、ごみ置き場の扉開閉以外の業務が指示されておらず、管理規約上も休日となっていたことから、特別な事情がない限り、労働時間にはあたらない。

  4. 病院への通院や犬の運動は、業務とは関係のない時間なので、住み込みであったとしても労働時間には該当しない。


ただし、実際には、入居者の方々の要望で、事実上土日も業務を行っている場合がありますので、具体的な事情によって、判断が変わってくると考えられます。

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